発売から年数がたっているPS3はゲームのディスクが読み込めなくなる不具合が多々起きるようです。
PS3には、DVDとブルーレイが両方搭載されていますが、DVDよりも圧倒的にブルーレイの方が読み込まなくなるトラブルが発生する確率が高いです。
多くの人はこれで故障したと判断し廃棄してしまうでしょうが、ちょっと待ってください。
実は、個人でもこの状態のPS3を復活できる可能性が充分あるのです。
今回は、ゲームディスクが読み込めなくなったPS3を復活させる方法を自身の経験の元に紹介したいと思います。
読み込み不能の具体的な症状について
私の場合、全てのPS3ゲームが読み込めないわけではなく、特定のゲームディスクのみが読み込めなくなっていました。
色々調べてみるとゲーム容量の大きなゲーム(2層BDのゲーム)が読み込めなくなっているようでした。
- DVDメディアは読み込める
- 特定のゲームソフトが読み込めない
- ブルーレイディスク(映画)は持ってないので未確認
- 読み込めないディスクを投入するとガチャって大きな音がなり読み込みが停止される。
- XMB(クロスメディア)バー画面にはゲームは表示されない。
ブルーレイクリーナーソフトでは治らない
私は最初、ブルーレイクリーナを購入して試してみたのですが、ディスクを読み込んでくれず、クリーニングする事が出来ませんでした。
ガチャ音停止の症状が出てるPS3の場合、ブルーレイクリーナーによるクリーニングは実行できない可能性が高いです。
ファンの強制システムクリーニングモードを試してみる
PS3には、ファンを強制的に回して内部のホコリを輩出させる「強制システムクリーニングモード」という機能が搭載されています。
PS3内部にたまったほこりが原因でディスクが読み取れなくなっている場合は、この機能を実行する事で改善することがあるので、まず最初にこの機能を試してみましょう。
この機能を実行するとかなりの爆音を出すので、夜中に実行するのはやめたほうがいいでしょう。
実行手順
最初期型とCECH-2000シリーズ以降とでやり方が微妙に違います。以下にそれぞれのやり方を紹介します。
CECH-2000シリーズ以降のモデルの場合
- PS3本体にDVD・ブルーレイメディアが入っている場合は取り出しておく
- PS3本体の電源を切り、コンセントから電源コードを抜く
- ディスク取り出しボタンを押しながら、電源コードをコンセントに差す
- 内臓ファンが高速回転するので完了するまで待つ
- 電源ランプが赤く点灯したらクリーニング終了
最初期に発売されたCECHシリーズの場合
- PS3本体の電源を切る
- ディスク取り出しボタンを押しながら、電源スイッチを押す。
- 内臓ファンが高速回転するので完了するまで待つ
- ファンが停止したら電源スイッチONOFFを行い、赤ランプ待機モードにする
ブルーレイドライブのピックアップレンズを直接掃除する
強制システムクリーニングモード を実行してもガチャ音がしてゲームの読み込みが止まってしまう場合は、PS3を分解してブルーレイドライブのピックアップレンズを直接掃除してみましょう。
私の場合、この方法で完全にPS3が息を吹き返しました。すでに3ヶ月以上たちましたがまったくトラブルなくゲームをすることが出来ています。
PS3の具体的な分解方法及びブルーレイドライブのピックアップレンズのクリーニング方法 な方法については以下の記事を参照してください。
上の記事は、CECH-2000Aというモデルを使用した記事になりますが、筐体の形が同じCECH-2000シリーズ及び3000シリーズであれば同じ感覚で分解できるのではないかと思っています。ただし、未確認ですのでご注意ください。
まとめ
ゲームディスクをPS3が読み込んでくれない症状は、ピックアップレンズを掃除する事で治る可能性が高いです。
私はこの方法で10年以上前に発売されたモデル「CECH-2000A」のPS3を蘇らせることが出来ました。
故障してしまったとあきらめる前にぜひピックアップレンズの掃除にチャレンジしてみてください。