当記事では、私が『ワンダと巨像-PS3』を実際にプレイした感想・レビュー、その他関連情報を紹介しています。
どんなゲーム?
ワンダと巨像(わんだときょぞう、(英)Shadow of the Colossus)は、ソニー・コンピュータエンタテインメント(現ソニー・インタラクティブエンタテインメント)が2005年10月27日に発売した、PS2(PlayStation2)用ゲームソフトです。
ゲームデザインは、ICOの開発を手掛けた「上田文人」氏。
当記事では、私が『ICO(PS3)』を実際にプレイした感想・レビュー、その他関連情報を紹介しています。 どんなゲーム? ICO(イコ)自体は、2001年12月6日に発売されたPlayStation2用のアクションアドベンチ[…]
ワンダと巨像-PS3は、PlayStation3用にHDリマスター化されたもので、2011年9月22日に発売。
2018年2月8日には、PlayStation4用にフルリメイクされたワンダと巨像-PS4版が発売されています。
PS3でのHDリマスター化、PS4でのフルリメイク化は、アメリカのゲーム開発会社「ブルーポイントゲーム」が担当しています。
作品名を「ワンダと巨人」と間違って認識している人もしばしばいる模様。
- 広大なマップを愛馬アグロを使って移動し巨人を探す。
- 巨像を見つけたら倒す
やることは、上述しただけの非常にシンプルなゲーム。巷では雰囲気ゲームの傑作等と評されています。
プレイしてみた感想・評価
操作性が悪すぎる
icoの時もそうでしたが、操作性が悪すぎてストレスが溜まります。
まずデフォルトのカメラ操作の方向が気に入りません。そして△ボタンでジャンプさせるというicoと同じ操作性の悪さ。
最初に設定でこのカメラ操作の方向と×ボタンにジャンプを割り当てに変更しました。
カメラ視点は設定を変えればよくなりますが、視点を変えても勝手にカメラが移動してしまうというクソなカメラワークなので、結局は慣れが必要です。
巨像との戦闘時は、巨像の体にしがみつくために「掴む」という操作が必要なのですが、掴んでる最中巨像がしょっちゅう体を振りまくってその間操作を全く受け付けてくれず、挙句の果てに握力が尽きて落っこちるという事もしばしば。
プレイ中は思ったように操作できずかなりイライラすること間違いなし。
あと、巨人を倒すには巨人の弱点を剣で挿す必要があるのですが、一番最初の巨人との対戦時、剣で普通にさしてもゲージが全く下がらなくてどうなってんだよこのクソゲーと萎えまくり。
その後、マニュアルを熟読して「力を溜めて刺す」という操作があることに気づきやってみたところ数回刺すだけであっさり倒せてしまい、こんな簡単に倒せるのかと拍子抜けしてしまいました。
それにしても、普通に剣を挿した時も、少しぐらいゲージ下げてくれてもよくないですか?力を溜めて刺さないととどめを刺せないなら最初っからそう書いといてくれって話ですわ。
馬の操作性も糞過ぎる
このゲームでは、主人公が愛馬のアグロに乗って広大なマップを駆け回り、巨像を探すわけですが、この愛馬の操作性も糞です。
まず、馬を呼ぶボタンでアグロを呼べるのですが、読んだときに馬が真横に来てくれず少し後ろで止まってしまいます。
そのせいで、すぐに馬に乗ることができず、わざわざキャラを移動させて乗らないといけないので非常にイライラします。
そして、乗馬するには馬の真横で馬方向を向いてジャンプボタンを押さないと行けず、少しでもずれているとただのジャンプになってしまう。
近くでボタンが押されたら乗馬でよくない?乗馬の操作に厳密性を求めすぎていていこれまたイライラ。
乗馬中カメラが勝手に動き回って動かしずらいし疾走感をいまいち感じられずほんとうに糞です。
巨像なのに小さいものがいる
なんかねぇ、お前巨像なの?どこが?っていう敵がいるんですよ。
イノシシ的な感じの奴が。
いやお前ちっちゃいやんって突っ込みたくなる巨像が(笑)
巨像っていうならちゃんとその世界観を突き通せよって話です。
オープンワールドである必要性がない
このゲーム、オープンワールド仕様のゲームですが、巨像を倒す順番はあらかじめ決められた順に倒さないといけません。
いちいち広大なフィールドを走りまわさせて巨人見つけて倒して強制的にスタート地点に戻される、はい次の巨像はこれね、さっさと行ってこい、これの繰り返しです。
順番に巨像倒すだけならオープンワールドにする必要性ないでしょ。
オープンワールドにするのであれば、巨像を倒す順番はプレイヤーに決めさせて自由に探索させればいいのにそうはなっていない。
全く意味不明です。
何のためにオープンワールドにしたの?
後、地図が糞過ぎて何の役にも立ちません。
エンディングが気に入らない
個人的に、エンディングが意味不明すぎです。
ICOの時もエンディングは気に入りませんでしたが、無理やりというか内容がないというか・・・
そんなあっさり○○できるなら、○○して○○にする必要あったの?とか、究極的なところで世界観が意味不明です。
感動なんて一ミリも感じませんでした。
どうにも私は「上田文人」氏の作品を好きにはなれませんね。
唯一の楽しみは巨人の弱点を探すこと
このゲームの唯一の楽しみは巨像の弱点を探すところにあります。
中には、この弱点を見つけるのを苦労する巨像もあり、操作性の糞さがあいまって結構苦戦するので、倒せた時の達成感はそれなりに感じることができます。
結局のところ楽しみはこの部分だけです。
総評
俺的評価レベルは★2つです。
ワンダと巨像は雰囲気ゲーの大傑作等と評されてはいますが、私の個人的な評価としてはクソゲーの部類に入ります。
やれ雰囲気が良いとかあいまいなことで評価してる連中のいう事は理解できません。
雰囲気がよくてさらに面白いというゲームを高評価するならわかりますが、ゲーム性は糞、操作性最悪、面白くないけど雰囲気がよいから高評価ってゲームの評価としてはおかしいでしょ。
それだったら、そんな感じの映画でも見ておけば?と個人的には思ってしまいます。
まぁ、感性は人それぞれですので、通称雰囲気ゲーが大好きな人には良いのではないでしょうか。
一応、巨人を倒す楽しみがあることにはあるので、ICOよりはまだ楽しめると思います。
過度な期待をせず一度は遊んでみてもいいと思います。
中古価格・相場
2020年7月16日時点のワンダと巨像(PS3)の中古価格・値段(送料込み)については以下の通りです(個人調べ)。
価格はケース・ソフト・説明書が揃っているものを対象に調査しています
販売プラットフォーム | 価格(送料込み) |
---|---|
Amazonマーケットプレイス | 1,030円~ |
メルカリ | 700円~ |
ラクマ | 700円~ |
PayPayフリマ | 790円~ |
ICO/ワンダと巨像 Limited Boxについて
「ICO/ワンダと巨像 Limited Box」は、以下の内容がセットになった商品です。
- PlayStation 3専用ソフトウェア『ICO』
- PlayStation 3専用ソフトウェア『ワンダと巨像』
- オリジナルカスタムテーマ
- XMB用アバターデータ
- BRUTUS特別編集ブックレット(約100ページ)
発売日 | 2011年9月22日 |
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メーカー希望小売価格 | 6,648円 (税抜) 7,313円 (税込) |
もし、ICOとワンダと巨象の両方をプレイしたいのであれば、このLimited Boxを購入するというのも手です。
私は、この「ICO/ワンダと巨像 Limited Box」を中古で入手してプレイしました。
ワンダ と 巨像 PS4版について
ワンダと巨像はPS4(プレイステーション4)でもプレイが可能です。
2018年2月8日には、PlayStation4用にフルリメイクされたワンダと巨像-PS4版が発売されています。
パッケージ版は以下の2タイトル。ほかにもダウンロード版が販売されています。
タイトル | 発売日 | 発売価格 |
---|---|---|
ワンダと巨像 PS4 パッケージ版 | 2018年2月8日 | 4,900円(税抜) |
ワンダと巨像 PS4 Value Selection パッケージ版(廉価版) | 2019年4月11日 | 2,900円(税抜) |
PS4版の特徴
PS4版のワンダと巨像の特徴は以下の通り。
- 完全フルリメイク
- グラフィックが向上(4K 30FPSの高解像度で楽しめる)
- ゲーム内の光景を、自分好みに撮影して楽しめる「フォトモード」搭載
- 操作性の向上(4種類のボタン配置から選択できる)